黄大仙霊籤 · 第 47 籤
第四十七霊籤:魯粛索荊州
伝統的な吉凶表示: 中平霊籤
籤詩
遥々千里の彼方より西蜀へと来たり、荊州はいずれの日に返還されるかと問う。 劉備は言葉を返さず涙を流し、呉との間にあって返す策なきを自ら思う。
故事と本文の説明
三国時代、魏・蜀・呉の曹操、劉備、孫権が鼎立する中、劉備はかつて諸葛孔明の言に従い、呉と結んで魏に対抗しました。当初、蜀の基盤がなかった劉備は、孫権から一時的な身を寄せる地として荊州を借りました。 東呉は何度も魯粛を遣わして劉備に返還を求めましたが、劉備は様々な理由をつけて引き延ばし、どうにもならず今は返還できないと言い逃れました。これが「劉備が荊州を借りて戻らない(有借無還)」の故事です。
解釈
劉備は呉から荊州を借りました。劉備が蜀を得た後、東呉は西蜀に使者を送り、荊州の返還を求めました。劉備は一言も発せぬまま涙を流し、呉との関係を丸く収める策がないと自問しました。ひとしきり泣くことで荊州の返還を免れ、借りたまま返さない状態となりました。 泣いている様子は悲しみと憂いの光景です。この籤を得た者は、万事において耐え忍んで苦しみを受け止め、多くの善行を積むことで初めて禍を福へと転じることができます。この籤が示す運勢は、総じて凶が多く吉が少ないものです。この霊籤には「借りて返さない」ことや「泣き叫ぶ」象徴が含まれており、これを得た者はその意味を深く悟るべきです。
伝統的な要約
財は得難く、病の癒えるは遅し。養蚕と畜産は利益薄く、婚姻は合わず、懐妊には祈祷が必要。家宅は平穏であり、善行を積むのが宜しい。旅人を尋ねるには時を待つべきで、物事を企てるには深く思案せよ。
項目別の参考
- 今年の運勢
- 小さな災難があります。山登りや川渡り、金銭や財物のやり取りには、倍の注意を払う必要があります。
- 事業
- 常に障害があり、独立して開業するのには適していません。
- 財産
- 金銭の扱いは慎重に行い、帳簿や書類は自ら点検すべきです。
- 自身
- 解決の難しい問題が処理を待っています。「長痛は短痛に如かず(だらだらと苦しむより、一時的に痛みを伴っても早く解決するほうがよい)」と考えるのも一案です。
- 家庭
- 家内は無事ですが、財物の損失を防ぐ備えが必要です。
- 縁談
- 相手が些細なことで争いを起こしやすく、あなたを進退極まらせるでしょう。
- 移転
- 慎重に検討すべきです。多くの物事は引き返すことができません。
- 名声
- 決して他人の信用を裏切ってはいけません。また、仲介人、紹介人、保証人になってはなりません。
- 健康
- 皮膚や胃腸の軽い病痛に悩まされ続け、一進一退を繰り返すでしょう。
- 友情
- 友人と共同出資をしてはなりません。金銭のやり取りは極力避けてください。
- 風水
- 運気が衰え、財を失う恐れがあると霊籤が暗示しています。
- 失せ物
- 骨折り損で、見つかるのは難しいでしょう。
- 自身
- 心配事が多く、憂いがあります。
- 天候
- 劫気甚だ悲しむべし。
- 旅行
- 行くところ総じて美ならず。
資料の出典: www.luckeyes.com